句会に参加して初めての吟行が和歌の浦”万葉館”
主催者の一句
”緑陰の眉雪の歌人たたずめり”
私の選評。
万葉の時代はおよそ1300年前。
和歌の浦万葉の小径の歌碑によると、紀伊の国への
行幸が4回あり、同行の人々が詠まれた歌は10余首あるとのこと。
砂嘴にある歌碑の前で
“緑陰の眉雪の歌人”とは昔の文化人を指すのか、あるいは
吟行の我々俳句人を指すのかは定かではないが。
いずれにしても、奈良の都からどの道を通って、何人の人々が
どんな時間をかけてここまで来たのか。
帷子を着て海風を受けながらこんな歌を詠んだのか。
果てしないロマンに馳せて、想像は広がるばかりである。
とまあ こんな具合に
一日楽しく過ごしました。
意外とセンスあるかもと思いました。
私の自慢句は
”夏木立 老松の枝 闊達に”
でした。
評判の良かった句は
”帷子(かたびら)に 心地よき風 万葉路”