カキツバタの季節の嫌な思い出
紫色のきれいな花がテレビで紹介されている。
ほぼ30年前になるかな。
当時の団地には野球ができるほどの空き地があり
少年野球のチームがあった。
息子に付き合って練習や試合に明け暮れて楽しい思い出なのだけれど。
子どものこととてファールボールが道をへだてた
住宅の庭によく飛び込んだものだ。
ある日 ボールが庭に入ったので回収方々 謝りに行くと
怖そうな親父が睨んで立っていた。
開口一番。京都の寺からもらってきたカキツバタの茎が折れたので
同じものを弁償してくれという。
そんなことを言われても 同じものなんて調達できるわけがない。
平謝りで押し問答した記憶がある。
後日 紫色の鉢植えを見つけて届け納得してもらったが。
”いずれが あやめか かきつばた”の言葉があるが
あの鉢植えはどっちだったんだろうと 今でもわからない。
かきつばたの映像に出会うたびに このことを思い出す。