故郷の話はここまでか
♬ 砂山に 騒ぐ潮風ーーーカツオ船 入る浜辺のーーー”
北原謙二の名曲で有ります。
興が乗るとこの歌をなぜか歌い始めます。
そんなふるさととも決別の時期のようです。
船に乗って徳島へ。
じいちゃんの実家の解体確認であります。
更地になっていました。
かたずけの心の重荷は取れたのですが
何か寂しい。
昔の思い出が詰まった駅舎も取り壊しの最中でした。
長年通った電車もワンマンカーでした。
どこにでもあるような田舎の風景でした。
七十年のうち二十年ほどしか過ごしていない田舎でしたが
実家も処分してしまうと形になるものが
消えてしまいました。
たくさんいたおじさんもおばさんももういません。
これでふるさとともお別れです。
帰りの夕日が雲にかすんで
泣いているようです。
と まあこんな一日でした。
それでも この後も ”故郷の話をしよう” と
歌い続けることになるでしょう。