金木製の香りが満ちて 結論はお墓はいらない
街のあちこちに金木製の香りが上品にあふれている。
春のほんわりとした感じに比べて
ちょっと、きゅっとするようなさわやかな季節だ。
昨日は義兄夫婦が近くの、メモリアルパークにある
お墓参りにやってきた。
お互いにもう両親がいなくなり、自分たちの
子どもや孫ちゃんの話が主体ではあるが、
こと自分たちになると体調や医者通いの話になるのは
ごく普通の光景である。
また、話がお墓の扱いにおよぶと思いは同じで
墓守に子供たちに迷惑はかけたくない。
新たな墓は作らないということで意見は一致する。
親が聞いたらあきれるような話ではある。
特に私の場合、お骨は大阪湾に散骨してほしいというのが
望みである。
子ども達にも公言している。
四国徳島で育ち、大阪で生活を送った最後はその真ん中で
ゆらゆらと漂いたいというのは、ぜいたくであろうか。
こんなヨットが時折やってくるので、退屈はしない。