多趣味 老人のブログ

定年後7年目 自由時間を楽しむ 自分起こしの
日記帳

素晴らしい芸術集団 前進座 でもストーリーは

前進座の大阪文楽劇場公演 鼠小僧 次郎吉。


いつもながらの役者さんのセリフ、舞台の動きなど
洗練されていて素晴らしい芝居でした。

特に花道や客席通路を駆け回る目明し集団の動きは
あっと驚かされました。


その目明しの親分がわが先輩 山崎辰三郎。
70歳とは言え、小柄な体から発するセリフは
さすがに40数年のキャリアを表現するに
十分に明瞭ではっきりしています。

どうですか、この若々しい色つや。
まだまだ頑張れそうです。


一方、芝居の観客はかなりお年を召したご婦人方が多い。

なかなか若い人には受け入れないのか。
あるいは、昭和のにおいがプンプンする懐かしさを
求める人たちだけに受け入れられるのか。微妙な感想だ。


ストーリーは単純で、二人のねずみ小僧が最後は一人に
後を託し死ぬというもの。


何の驚きもない。
原作に忠実にーー。とはいえ
びっくりするようなどんでん返しが無いと、
現代人には人気が出ないのではと思う。


時代劇の芝居集団として日本が誇る役者さんたちの
行く末は衰退する一方なのだろうか。


やっぱり、新しい解釈を詰め込んだ脚本が
必要だよね。
というのが、お疲れさん飲み会での結論でした。

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