50年にも前になる。
当時の落研に所属していて持ちネタにしていたのが
笑福亭仁鶴師匠の”崇徳院”
”瀬尾はやみ岩にせかるる滝川の割れても末に合わんとも思う”
何故か覚えている。
当時はリール式のテープレコーダーしかなかったので
繰り返し巻き戻して口述を書き写して
覚えたのが懐かしい。
25分もの内容を
高座で演技したのも嘘のようだ。
今では一分間の祝辞も覚えられない。
桂春団治の”いかけや” 、桂枝雀の”一人酒盛り”
仁鶴師匠の”金の大黒”など もう聞けない。
みんな鬼籍に入ってしまった。
落語大全集でこの人たちの落語を聞いても
ちょっと印象が違う。
若い時代の勢いが感じにくい。
ここでも”昭和は遠くになりけり”なのでしょうか。